うちの教授

2002年10月18日
情けない話だが、今年になって初めて、ゼミの教授に会いに行った。


うちの学部は、卒業論文は必修ではない。

だから必然的に、卒論を書く人は少ない。
僕がいつもつるんでる仲間でも書いたのはたった一人だし、ゼミ仲間に至っては0らしい。

僕は、卒論をやるつもりではいた。

ただ、就活真っ最中の時期には卒論のことを考える余裕はなかったし、また、就職浪人が現実のものになった時点では、来年就職を決めてから取り掛かろうと思っていた。
卒論以外にやるべきこと・やりたいことがあったし、来年時間をかけていい物を作りたかったからだ。

しかしその青写真は狂った。

教授は僕と同郷なのだが、何と来年の我が市の市長選挙に出馬することが決まったのだ。

もちろん選挙結果次第だが、当選すれば当然、教授のゼミはなくなる。
(実際事務室で確認したら、来年の教授のゼミはリストにはなかった)
卒論を書けなくなる。


なので、遅まきながら、教授に会おうとした。
多忙な方なのでなかなか会えなかったが、この前の水曜日、少しだけだがやっと話をすることができた。


教授は相変わらず、愛すべきキャラクターだった。

その多少のボケっぷりと、いつもにこにこ、偉ぶらない態度。

その日も、事前に「卒論のこと相談したい」と電話で言ったのに、会うや否やいきなり早口で「ゼミの時間変わったんだよ〜うんたらうんたら」と、まくしたてられた。
いや教授、問題は「卒論をどうするか」ってことなんですけど・・・!?

こーゆー時に多少「大丈夫かなあ」と思うときもあるが、僕は教授が大好きだ。
それは変わらない。


卒論以外にもう一つ相談したいことがあった。

「市長選挙のお手伝いさせてもらえませんか?」

僕は教授に言った。

選挙現場をこの眼で見たかったし、教授のことを応援したいからだ。
教授にわが市の市長になってもらって、確固たるまちづくりビジョンを持って市を発展させてもらいたいからだ。(ちなみに教授は都市計画の専門家)

「そりゃ〜おもろいな〜!」

教授は相変わらずニコニコしながら、あっさりそう言った。


こんなやりとり、この教授とでしかありえんかも・・・。
来週水曜日に会って相談する約束をして、教授と別れた。
これでまた、新たな一歩を踏み出せそうだ。



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